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2019/08/13「避妊・去勢」手術は受けるべき?

 

皆さんのお家のわんちゃん、ねこちゃんは「避妊手術」「去勢手術」を受けていますか?

 

 

よく耳にする「避妊」「去勢」という言葉。

動物保護団体や動物病院など、色々な場面で推奨されていますよね。

 

そもそもなぜ、「避妊」「去勢」手術が推奨されているのでしょうか?

 

その訳を、これからはじめてわんちゃん、ねこちゃんを飼われる方、迎え入れようと考えている方にも、ぜひ知っていただきたいと思います。

 

 

まずはじめに、

 

「避妊」「去勢」手術とは、具体的にどのようなことを行なうのでしょうか?

 

メスに行なう「避妊」とは、卵巣と子宮を切除する手術のことです。中には卵巣のみを切除して子宮を残す獣医さんもいらっしゃるようですが、両方を切除する手術が一般的です。

オスに行なう「去勢」とは、精巣を切除する手術のことです。

 

ではそもそも、

 

「避妊」「去勢」手術は必ずしも受けさせなければいけないものなのでしょうか?

 

予防注射などとは異なり、手術を受けさせるかどうかは飼い主さんの任意です。必ずしも受けさせなければいけないというものではありません。

中には、本来体の中にあるべきものを取り除くための手術になるので、「自然の姿からかけ離れてしまう」という意見から手術を受けさせない飼い主さんもいらっしゃいます。それももちろん、ひとつの意見だと思います。ただ、すでに人間がわんちゃんやねこちゃんを飼育しているという時点で自然とはかけ離れているので、それほど重く捉えなくても良いのかもしれませんね。

 

 

ここから、「避妊」「去勢」手術のメリットとデメリットについてお話します。

 

手術を受ける“メリット”

 

1番のメリットと言えば、やはり“望まない妊娠を防ぐことができる”ということではないでしょうか。

特に、何頭かのわんちゃん、ねこちゃんがいらっしゃる多頭飼育の環境で、オスもメスも飼っているというようなお家で、繁殖を希望されないのであれば、手術は受けさせた方が良いと思います。これからわんちゃん、ねこちゃんを新たに、複数頭家族に迎え入れようとお考えの方は万が一、子犬・子猫が生まれてしまったら…と考えてみてください。ご自宅でさらに頭数が増えた時、面倒を見きれる状態であるのか。頭数が増えるということは、その分手間も掛かります、金銭的な負担も増えてしまいます。里親さんを一から探すのもなかなか大変です。これらも踏まえて、手術を受けさせるのかどうか考えてみてほしいと思います。

 

続いてのメリットは、“病気の予防になる”ということ。

メスの場合、主に「卵巣腫瘍」や「子宮蓄膿症」、「子宮蓄膿症」などの病気を予防することができ、

オスの場合、主に「精巣腫瘍」や「前立腺肥大」、「肛門周囲膿症」などの病気を予防することができます。

体から取り除いてしまうということは、その部位に起こりうる病気のリスクを無くすことができるということです。ただし、これらの病気に将来必ずかかるわけではありませんので、「今現在病気にかかっているわけでもないのに手術をさせたくない」という意見もありますよね。

 

その他にも、“トレーニングがしやすくなる”とも言われています。

これは、問題行動と言われる威嚇行動(吠え、噛みつきなど)やマーキング行為などの抑止効果が期待できるというもの。ただし、手術することによって性格が変わるわけではないので、性格上このような行動をとっているケースですと改善されない場合もあります。

 

また、“発情に伴うストレスや興奮を防止できる”メリットも。

手術をしてしまえば発情することがなくなるので、発情によって引き起こされる「大きな声で鳴く」「マーキング行為」などを防ぐことができます。交尾ができないのに発情だけを繰り返すことはわんちゃんやねこちゃんにとってもストレスになりますから、そういったストレスを軽減してあげることができます。

 

 

では反対に、手術を受けるデメリットとは、一体何でしょうか?

 

 

手術を受ける“デメリット”

 

メリットの反対がデメリット。つまり逆を言えば妊娠させることができなくなってしまう”ということ。

生涯繁殖させることができなくなってしまうので、将来どうしたいのかをしっかりと考えておく必要がありますね。

 

続いて、よく言われているのが、“術後に太りやすくなる”ということ。

手術を受けた後、基礎代謝が減少することによって肥満になる傾向があります。ホルモンの影響や、発情行動をしなくなることでエネルギーを消費しなくなるため、太りやすくなるようです。手術前よりも食事の際のカロリーなどに気を付けてあげると良いと思います。最近では、術後用の低カロリー食なども市販されていますね。

 

あとは何より、“お金がかかる”という点ですよね。

手術にかかる費用は、病院さんや状況などによって異なりますが、おおよそ「避妊」は5万円前後、「去勢」は4万円前後でしょうか。「避妊」手術の方が切る範囲が大きいため、麻酔の時間や手術自体の時間も長くなるため、費用がかさむようです。

 

そして、“術後の不調が起こる可能性がある”ということも、頭の片隅に入れておいていただきたいです。

手術の際、全身麻酔をかけて行なわれます。術後に気管のチューブを外した際、特に短頭種と呼ばれる犬種は呼吸困難に陥る恐れもあります。また術後に合併症を起こし、最悪の場合、死に至るケースもあったりします。

(もちろん、医療の技術は日々高度なものになってきていますし、本当に数少ないケースではあります。)

 

 

いかがでしたでしょうか?

以上が、「避妊」「去勢」手術のメリットとデメリットです。

もちろん、上記以外にも様々な意見があると思いますが、少しでも参考になれば幸いです。

 

私たち人間よりもとても小さい体にメスを入れる…不安に感じて当たり前です。「避妊」「去勢」に関しては獣医さんの中でも意見が分かれると聞きますから、飼い主さんによっていろんな考え方があって当然です。時にはご家族の中でも意見が分かれる可能性だってあります。

 

1番大事なのは、家族の一員であるわんちゃん、ねこちゃんが安心して暮らせること。

まずはご家族で納得がいくまで話し合ってみてはいかがでしょうか?

 

 

私たちSPAは、保護犬・保護猫を家族に迎えてくださる里親さんと「避妊」「去勢」手術についてはもちろんのこと、その他にも不安に思っていることや気になることなど、様々なことをアドバイスなども含めて、お互い納得のいくまでお話しさせていただいております!

困った時はいつでもお気軽にご相談くださいね。

 

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