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2019/08/13老犬老猫さんの介護 『バリアフリー』

みなさん、動物に対しても『バリアフリー』があることをご存知ですか?

人間のバリアフリーと同じように、いかに過ごしやすい環境にしてあげるかの工夫が必要になって来ます。

今回は、老犬老猫さんに限らずペットと生活する上で工夫できるバリアフリーを紹介していきます。

と、その前に!!

みなさん、『バリアフリー』という言葉は知っている方が多いと思いますが、その意味をご存知でしょうか?

まずは、バリアフリーとは何かというところから一緒に理解を深めていきましょう。

《バリアフリーとは?》

私たち日本人は、バリアフリーという言葉をほとんどの人が知っていると思います。しかし、設備面の

バリアフリーという言葉が浸透している一方で、その他のバリアフリーについては認識があまりない様子。

バリアフリーという言葉の意味は、直訳すれば「障壁の除去」という意味になるそうです。

辞典で調べると、高齢者や障害をお持ちの方が社会生活を送る上で障壁となるものを取り除くこと。

まず思い浮かべるのが、車椅子用のスロープや手すりなどの設備のことだと思います。しかし近年では、社会制度

や人々の意識を含むあらゆる障壁を取り除くことを指すようになりました。この「あらゆる障害(バリア)」

について一般的に①「物理的なバリア」②「制度的なバリア」③「文化・情報面でのバリア」④「意識上の

バリア」の4つのバリアがあるとされています。

バリアフリーという言葉は、時代の流れと共に人々の認識が変化していることから、明確な定義よりも1つの

考え方として捉えた方が良いようです。

さて、じゃあ動物に対してのバリアフリーってどんなものがあるのか見ていきましょう。

 

まず、歳をとると脚力・嗅覚・視覚・聴覚が衰えていきます。それにより、段差を登ったり降りたりすることや、

障害物を上手く避けることができなくなったりします。これらがは老化によるものなので、症状が劇的によくなる

事はほとんどありません。そのため、段差をなくしたり、障害物にぶつかったときの衝撃を和らげてあげたりする

対策が必要になってきます。

《症状に対する対策》

①家具や壁にぶつかってしまう。

⏩歳をとると視力が落ちるとともに、聴力や嗅覚も衰えてきます。それにより、空間把握が難しくなります。

 ぶつかってしまうものはなるべく撤去しましょう。

 ただ、すべてを撤去することはできないため、まずはぶつかっても衝撃を抑えるために、クッションやタオル

 などで家具を保護してあげると万が一ぶつかってしまったとしても、衝撃を和らげる事ができます。

 また、部屋の模様替えは極力しないようしてあげてください。

 視力の低下した子たちは、記憶や感覚で歩いている事が多いので、家具の配置が変わってしまうと

 戸惑ってしまいます。

 なるべく、配置は変えずにぶつからないよう・ぶつかっても衝撃が弱いよう、家具を保護してあげてください。

②滑ってうまく歩けない。

⏩老犬になると筋力が落ちてしまい、踏ん張る力が弱くなって来て足が滑ってしまう事があります。

 床材を変えてみたり、滑り防止ワックスを塗るなどして滑りにくくしてあると良いでしょう。

 また、滑り止めのお靴を履かせてみたり肉球の間から生えている毛をバリカンでカットしたりすることも、

 1つの滑り防止になります。

 老化により粗相してしまうことも考えると、洗い流しOKのフロアマットなどがあると便利かもしれませんね。

 ペットの足への負担軽減にも繋がるので、足腰の弱くなり始めてる子などに早めの対策をとってあげて下さい。

③座ったり楽な姿勢をとらずに、立ったまま。

⏩まずは怪我をしていないか確認しましょう。

 怪我をしていて手足を曲げたりするのを嫌がっている可能性もあります。足先や手先を触ってみて痛がったり

 異常があればかかりつけの獣医さんに相談して下さい。

 どこにも異常がなければ、手足に筋力低下の可能性が高いです。

 立ったり座ったりする動作にはバランスと脚力が必要です。老犬老猫さんたちには、それがかなり複雑で

 脚力が低下すればするほど寝たきりの状態に近づいていると思って下さい。

 そのため、体調の良い時や歩きたがっている時などは、サポートしてあげながら無理のない範囲でお散歩へ

 出かけたりと運動をさせてあげて下さい。

 無理をして歩かせてしまうと、余計に足腰を悪くしてしまうので注意して下さい。

《ペットの老化に備えて》

人間もペットも、バリアフリーによって体を動かさなくなってしまうことが多いと思います。

元気なうちに積極的にお散歩などの運動をさせたり、段差を上らせたりして筋力の維持・老化防止をするのは

とても大切になってきます。小型犬だからと言って、お散歩に行かなくていいということはありません。

シニアに突入した際、寝たきりなどにならないように予防の一環でもあるという事を頭に入れておき、日頃から

できる限り適切な範囲での運動はペットにとって必要になってきます。

しかし、それもある程度元気なうちのことで、実際に足腰が弱ってきたり病気になったりして、歩くことが難しく

なってきた場合は、やはりペットに優しい環境を提供してあげることが重要です。

バリアフリー対策は、高齢化により生活に支障がではじめたペットが、快適な環境で暮らしていけるように

飼い主様自身が、ペットの様子をよく見てあげてください。

 

SPAの施設でも、わんちゃんたちが滑りにくい床材を使用した設計になっているので、

お友達と楽しく遊んだり追いかけっこしたりできます。保護犬ちゃんたちも、施設を走ったりしてストレス発散

です!

 

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