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2019/08/13老犬老猫さんの介護 『寝たきり』

みなさん、わんちゃんや猫ちゃんも老化により足腰が弱くなったり、椎間板ヘルニアなどの疾患があると

『寝たきり』状態になる事があります。

今回は『寝たきり』になってしまうとどのような事が起こるのか、症状やおすすめグッズをご紹介していきたいと

思います。

 

 

《寝たきりに関連する補助/おすすめグッズ》

①自分自身の力ではほとんど立つ事ができない。

⏩老化とともに筋力が衰えて、誰かのサポートがなければほとんど立ち上がる事ができなくなるケースが

  多くあります。ペット自身が立とうとしているのであれば、できる限り立たせて歩かせるようにしてあげて

 ください。その補助グッズとしてオススメなのが、補助ハーネスです。前足用と後ろ足用とがあり、

 筋力が衰えている方のみ購入する事も可能です。

 介護用補助ハーネスを購入するのは…と言う方は、タオル等をハーネスの代用品として使う事もできます。

 筋力の衰えた方の足にクロス掛けでタオルを巻きます。タオルの端は、私たちが持つ部分として使います。

 ただ、タオルで代用できると言っても、補助ハーネスのような安定さや楽さには負けます。

 ハーネスは長さを変えられるので、ちょうどいい長さに調節できますがタオルはそうもいきません。

 タオルの長さによっては、結局私たちが腰を曲げながらサポートしなくてはいけなくなるので

 注意してください。

②完全寝たきり状態の介護。

⏩体にまったく力が入らず歩けないような子も中にはいますよね。

 そういった子は、無理に立たせようとする必要はありませんが、ずっと寝たきりで体が横になった状態と言う

 のもペットの体には負担です。ペット自身が立とうとしたり、立ちたい気持ちが伺えた時には、補助ハーネス

 などを利用してみてください。ただ、力がほとんど入らない子たちの歩行介助は完全にサポートする側が誘導

 してあげなくてはなりません。万が一バランスを崩して怪我をさせないように、充分注意して歩行してあげてく

 ださい。

 歩行が怖い時などは、オスワリの姿勢にしてあげて体を支えてあげるだけでもペットにとっては全然違います。

 また関節が固まらないように、適度に体や肉球をマッサージしたり動かしたりしてあげてください。

 これを行ってあげることだけでも、血行を良くする事ができます。

 体(上体)を起こしてあげる、そんな少しのサポートだけで寝たきりの子にとっては良い気分転換になると

 思います。時間がある時は、抱っこやバギーに乗せてお外の空気に触れさせてあげるのもいいですよ。

③自力でご飯やお水が食べられない、飲めない。

⏩みなさん、ごはんを食べるだけでも体力を使うことを知ってました?

 体力が急激に落ちたり、寝たきりになると自分でごはんを食べる事ができなくな場合もありますが、

 ごはんを食べなくなったり、食べる量が減ってきたりする場合にはまず病気を疑ってください。

 内臓系の病気も考えられますし、口腔内の病気も考えられます。どちらにせよ、ただでさえ老犬老猫さんたちは

 体力があまりありません。かかりつけの獣医さんに早めに相談することをおすすめします。

 病気系が当てはまらず、体力的に自分でごはんを食べる事ができなくなっているのであれば、必ず飼い主様の

 サポートが必要になってきます。

 歯もしっかりしていて、体を起こしてあげるだけでフードをカリカリのまま食べてくれる子であれば、

 しっかりと体を起こしてあげて気道への誤嚥に最大の注意をはらい、少量ずつをゆっくり与えてあげて

 ください。また、お水も同様です。ごはんやお水を飲み込むと、人間も同じですが「ごっくん。」と喉が動いた

 り鳴ったりします。その状態がきちんと食道に入っていってると言うサインにもなります。それを確認しながら

 ゆっくり与えてあげてください。

 逆に歯も脆くなってきたり、あるいは抜けている、噛む力が弱い。こう言う子に関しては、ごはんを流動食に

 した状態やふやかして与える事が必要になってきます。既に固形物のないペースト状のフードも介護食品として

 売っています。しかし、今まで食べてきたごはんから新しいごはんへと変えるのに抵抗がある方も多いことかと

 思います。そう言った場合には、今までのフードをお湯でふにゃふにゃな状態になるまでふやかしてあげたり、

 さらにミキサーなどにかけて完全に固形物をなくしてしまう事も工夫のひとつです。

 お皿から食べられない子に関しては、注射器(シリンジ)などからお口にゆっくりと流し込んであげる必要が

 出てきます。注射器の購入が難しいと言う方は、自分の指に少し取り歯茎の部分に塗ってあげたりして与えて

 みてください。ペロペロと上手に舐めて食べてくれる事もあります。

 

④床ずれ(褥瘡)の予防とケア

⏩まず、床ずれをしてしまった皮膚の状態をご存知ですか?

 長時間マットや床にペットの体が接した圧迫状態により、血流が悪くなり筋肉や皮膚が死んでしまったことを

 言います。

 長時間、体の同じ場所がマットや床に接して圧迫されることを、体位変換(寝返り)などをさせることにより

 防ぐことができ、それに伴い床ずれを予防する事ができます。体位変換の目安時間は平均で約2時間おきです。

 その子の体格にもよりますが、体重が重い子であればあるほど、圧迫される力が強くなってしまうので定期的に

 体勢を変えてあげてください。

 また、体圧分散マットやドーナツ型の床ずれ防止クッションも

 床ずれのできやすい部分としては、肩や腰などの骨が出っ張っているところがなりやすい部分です。

 皮膚がジュクジュクしていたり、赤くなっていたりすると床ずれの初期段階かもしれないので、注意深く皮膚の

 状態を観察するようにしましょう。

 実際に床ずれになってしまった際には、かかりつけの動物病院さんで治療の方法を教えてもらってください。

 すぐ動物病院に連れて行ってあげられない時は、日用品で一時的に床ずれの部位を保護する事は可能ですので、

 その方法をご紹介します。

 ⏩必要なのは母乳パッドと穴あきビニールゴミ袋、固定用のテープです。

  ①まずは母乳パッドの大きさに合わせてビニール袋を切ります。

  ②切り取ったビニール袋を母乳パッドの付着面に貼ります。

  ③ビニール袋の面を患部に当てテープで固定します。

 以上で一時的な保護になります。穴の空いてるビニールを使う事で通気性の確保もできるのでオススメです。

 ただ、患部にビニールが当たってしまっている状態なので、出来るだけ早めに動物病院さんで診てもらい

 ましょう。

 

SPAの施設にて過ごす保護犬・保護猫さんたちも皮膚の状態があまり良くない子も中にはいますが、

私たちスタッフが綺麗に時間をかけてシャンプーしていますので徐々に状態が安定していく子がほとんどです。

SPAには寝たきりの子は今のところいませんが、すでにシニアに突入している子を保護する事もあります。

ぜひ年齢や性別にこだわりを持っていない方も、持っている方もSPAへお気軽に足を運んでみてください。

スタッフ一同、お待ちしております。

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